【一翔】
魚と日本酒。
名コンビの織りなす美食酒場。

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西武池袋線ひばりが丘駅から徒歩5分。魚と日本酒がとにかく美味しい店「一翔(いっと)」。

魚は都内一等地の高級寿司店で扱われているレベルのものを、日本酒は全国各地70種類以上を豊富に取り揃える。店に並ぶ日本酒は季節、料理に合わせて都度入れ替えられるので、いつ行っても新しい銘柄を楽しむことができる。

そんな高い品質の料理を安価に楽しめる、まさにひばりが丘の誇る名店。

木枠の格子窓が特徴の古民家風なお店【一翔】

「ひばりが丘で飲みましょう」と自信をもって言えるお店

うまい料理とうまい酒、そして誰でも入れる敷居の低さがこの一翔の魅力。基本的に何を頼んでも美味しいが中でも一翔の柱と言えるのが鮮度抜群の魚料理。

魚の仕入は、料理長である菅原さん自身が行う。豊洲市場へ直接足を運び、仕入れる魚は、都内一等地に店を構える超高級寿司店でも取り扱われるような代物。

味が格別なのはもちろん、その価格にも驚かされる。高品質な魚を安価で提供できるのは、菅原さんがこれまで積み上げてきた信頼と実績のたまもの。市場との数十年来の長い付き合いが、他にはまねのできない仕入れを可能にしている。

なかなかお目にかかれない時鮭(ときしらず)は、甘みのある脂がたっぷりとのっていて格別

一翔の魚の美味しさを何倍にも引き立てる、もう一つの柱が「日本酒」。

ホールを担当する橋本さんは、ワインソムリエの資格をもち、日本酒だけでなく幅広いジャンルの「酒」に造詣が深い。全国各地70種類近くもある豊富な日本酒を、季節や料理に合わせて入れ替えるので、そんな日本酒に釣られ足を運んでしまう常連さんも多い。

日本酒についてあまり知識のない人でも、橋本さんのおすすめで、自分に、季節に、料理にあった絶妙なペアリングを楽しむことができる。

日本酒がなみなみと注がれるゆく様は、まさに至福の時

橋本さんと菅原さんの2人で経営されている一翔。今回は、主にホールを担当する橋本さんにご協力をいただき、一翔の魅力と、込められた熱い想いをディグってきた。

店舗基本情報

店名 一翔(いっと)
住所 〒202-0001 東京都西東京市ひばりが丘1丁目8-26
TEL 050-5596-0916
営業時間 17:00~23:30
定休日 月曜日・年末年始

30年かけて醸成されるもの

厨房の菅原さんとホールの橋本さんは、30年以上にも及ぶ長い付き合い。

一翔開店前、前職場においては2人でニューヨークの飲食店の立ち上げも任されていた。炭火焼の楽しめるオープンキッチンのそのお店は、当時2か月先の予約が埋まることもあったほど。5年ほどニューヨークと日本を行き来しながら2人で何店舗もの立ち上げに取り組んだ。

「(ニューヨークで)何店舗もやるので、これは自分でやったほうがいいなと(笑)」

その後、2人で日本にお店を開店することに、たくさんの物件探しを経て、最終的に2人にゆかりのあった「ひばりが丘駅」にて一翔を開店することとなった。

橋本さんが経営とホールを、菅原さんが厨房をメインにして行う今のスタイルは、一翔開店よりもはるか以前から変わらない。それぞれが違う役割でありながら、日々互いに研鑽を重ね続けること30年。まさに名コンビとも呼べる2人の組み合わせこそが一翔の魅力を生んでいる。

名画のポスターを思わせるラベルが楽しい、タクシードライバー

これまでの積み重ね

これまで積み上げてきた信頼関係ゆえに成り立つ部分も大きいと橋本さんは言う。

―「(豊洲に)行くこと自体は誰でもできますけど、目利きと、漁師さんの繋がり、前の会社から十年以上付き合いがあるので、よりいい魚をより安く卸してもらえます。」

高品質な料理を、あれほどの価格で提供できるのは、「食材の仕入れ」よりももっと前、「日ごろからどのように相手と向き合うか」という積み重ねの結果なのかもしれない。

コロナ禍においても、7月中旬頃の客入りは前年比の9割ほど。苦しい時ほど、そのお店の評価が如実に現れるというが、この数字を見ても一翔がお客さんに対してもどれほどの信頼を築いているのかが伺える。

人の信頼は一朝一夕では得られない。裏を返せば、取引先・お客様・仕事仲間、どの方面に対しても確かな信頼を築く一翔が、どのような姿勢で日々人と接しているのか、想像するに容易い。

日々変わるおすすめメニューは、食材を見て仕入れの際に決めている

名店は一日にして成らず

30年以上の付き合いである橋本さんと菅原さん。完成されたコンビのように感じるが、意外にも未だにこだわりの違いから熱くなることもあるという。

「何十年と付き合っていても、ズレるときがあるんですよね。」

時折生じるズレを放置せず、パートナーに対して「もっとこうしてほしい」という気持ちを素直に投げかける。都度ミーティングを行い、生まれるズレを解消していくことで、2人の練度は高まっていく。

また、自分自身の反省も欠かさない橋本さん。ほどよい距離感と広い視野で、常にお客様にとって心地よい空間を作り出すその接客技術は多くのファンを作る。十分に洗練された技術のように感じるが、一翔のプロ意識は現状維持を許さない。

「言いづらいことでも、言わないと進化できない。常に上を目指さないと他と同じになってしまう。」

「こう言うべきだった」と内省することも多く、接客についても、仲間とのコミュニケーションについてもより高いレベルを目指す。

そうした日々の進化を続けることで、他とは違った「一翔ならではの魅力」が作り出されていく。よい店はじっくり時間をかけて作られるものであり、決して短期間でできるものではないと再認識させてくれる。

氷見うどんは〆にぜひ食べていただきたい

私たちは、ただ食べて、飲んで

店づくりに対する熱い姿勢、ストイックさをお客様に感じさせないところも一翔の凄いところ。

いかにも「こだわってます」と言いたげで、店のこだわりに客側が合わせなくてはいけないお店も多々あるが、一翔にはそれがない。

また、常連さんだけが居心地が良い空間ではなく、新規の人、家族連れ、仕事帰りのサラリーマン、カップルに至るまで幅広くすべての人が楽しめる。

「自分がきて飲みたい、食べたい、そういう店をやりたい」

お客様がうまい肴とうまい酒で一杯やっているのを横目に、「いいな」とついつい言葉をこぼすこともあるという橋本さん。

私たちお客は、店主も羨むそんな素敵な場所で、ただ飲んで、食べて、話に花を咲かせることができるというのだから、最高だ。

人生は楽しい。


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